全世界で記録的な大ヒットとなったホラー映画『 IT イット “それ”が見えたら、終わり。 』の続編で27年後を描いた『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の感想(ネタバレ)です。
作品データ
公開日:2019年11月1日
製作国:アメリカ
配給:ワーナー・ブラザース
上映時間:169分
主演:ジェームズ・マカヴォイ
監督:アンディ・ムスキエティ
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/itthemovie/
おすすめ度
★★★★★★☆☆☆☆(6/10)
ペニーワイズ再び。。
では詳しく見ていきましょう。
あらすじ
小さな田舎町で再び起きた連続児童失踪事件。
少年時代、”それ”の恐怖から生き延びたルーザーズ・クラブの仲間たちは、27年前に固く誓いあった<約束>を果たすために町に戻ることを決意する。
だが”それ”は、より変幻自在に姿を変え、彼らを追い詰めていくのだった……。なぜ、その町では子供が消えるのか?
なぜ、事件は27年周期で起きるのか?
”それ”の正体と目的とは?果たして、全てを終わらせることができるのか!?
公式サイトより
感想(ネタバレ)
いよいよ日本上陸しました『IT』第二章、『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』。
前作の『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』では全世界で記録的なヒットで興行収入ではホラー映画No.1となりました。
本作はアメリカなどではひと足早く上映され前作同様に好調な走り出しになりましたが日本ではアメリカの上映から少し遅れた上映になり、その間に公開になった化け物作品『ジョーカー』に話題を持っていかれている感が否めませんが本作はしっかりと楽しませてくれました。
前作から27年の年月がたち、ルーザーズ・クラブのメンバーたちによって倒されたと思われていたペニーワイズがさらに強力になり復活し、大人になっったルーザーズ・クラブの前に再び立ちはだかります。
本作では前作では明かされることのなかったペニーワイズの正体など様々な謎が明かされます。
前作同様にびっくりさせるような瞬間的なもので観客を怖がらせる演出でなくじわじわと恐怖を与えて「いっそ早く殺してくれ」と言いたくなるような恐怖を与えられます。
更に本作では27年後のルーザーズ・クラブとペニーワイズだけを描くのではなく27年前、つまり第一章と同じ時系列のルーザーズとペニーワイズが交互に描かれ、彼らが成長しどのように恐怖に立ち向かっていくかという演出も本作の見所の一つとなっています。
しかし、なぜ27年周期でペニーワイズが現れるのかという本作のストーリーの問題提起に対する答えがありませんでしたし(このことに関しては私が気づかなかっただけかもしれませんが。そうだったら申し訳ありません。)、前作では圧倒的なルーザーズ=負け犬だった主人公たちですが27年後は社会的にはルーザーズでなくなっていて、どちらかというとウィナーズになっているため前作ほどのルーザーズを応援したくなるような気持ちを持って鑑賞することができませんでした。
そういった点が少し残念でした。
あとやっぱり同時期に公開されて、同じくR指定を受けて、ピエロという共通点を持つ『ジョーカー』の印象が強すぎたせいで劣っているように感じてしまいました。
そしてホラーは暑い夏が良いよね。。。
キャスト
ビル/ジェームズ・マカヴォイ
ベバリー/ジェシカ・チャステイン
リッチー/ビル・ヘイダー
マイク/イザイア・ムスタファ
ベン/ジェイ・ライアン
エディ/ジェームズ・ランソン
スタンリー/アンディ・ビーン
ペニーワイズ/ビル・スカルスガルド
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