映画『空の青さを知る人よ』感想、(ネタバレ)

★★★★★★★☆☆☆

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない(あの花)』、『心が叫びたがっているんだ(ここさけ)』を世に送り出した長井龍雪監督の最新作『空の青さを知る人よ』の感想(ネタバレ)です。

『あの花』、『ここさけ』を見たい方はこちらも合わせてお読みください。

作品データ

公開日:10月11日

製作国:日本

配給:東宝

上映時間:108分

主演:吉沢亮

監督:長井龍雪

公式サイト:https://soraaoproject.jp/

映画『空の青さを知る人よ』予告2【大ヒット上映中】

おすすめ度

★★★★★★★☆☆☆(7/10)

感動する話ではあるが。。

では詳しく見ていきましょう。

あらすじ

山に囲まれた町に住む、17歳の高校二年生・相生あおい。将来の進路を決める大事な時期なのに、受験勉強もせず、暇さえあれば大好きなベースを弾いて音楽漬けの毎日。そんなあおいが心配でしょうがない姉・あかね。二人は、13年前に事故で両親を失った。当時高校三年生だったあかねは恋人との上京を断念して、地元で就職。それ以来、あおいの親代わりになり、二人きりで暮らしてきたのだ。あおいは自分を育てるために、恋愛もせず色んなことをあきらめて生きてきた姉に、負い目を感じていた。姉の人生から自由を奪ってしまったと…。そんなある日。町で開催される音楽祭のゲストに、大物歌手・新渡戸団吉が決定。そのバックミュージシャンとして、ある男の名前が発表された。金室慎之介。あかねのかつての恋人であり、あおいに音楽の楽しさを教えてくれた憧れの人。高校卒業後、東京に出て行ったきり音信不通になっていた慎之介が、ついに帰ってくる…。それを知ったあおいの前に、突然“彼”が現れた。“彼”は、しんの。高校生時代の姿のままで、過去から時間を超えてやって来た18歳の金室慎之介。思わぬ再会から、しんのへの憧れが恋へと変わっていくあおい。一方で、13年ぶりに再会を果たす、あかねと慎之介。せつなくてふしぎな四角関係…過去と現在をつなぐ、「二度目の初恋」が始まる。

公式サイトより

感想(ネタバレ)

やはり秩父は聖地


長井龍雪”監督、”岡田麿里”脚本、”田中将賀”キャラクターデザインの「超平和バスターズ」制作の作品の舞台になるのはやはり秩父ですね。

あの花”でおなじみ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』、『心が叫びたがっているんだ』に続く「超平和バスターズ」の3作目となる本作の舞台となったのも秩父です。

本作では『あの花』で最も有名になった「秩父橋」で物語が始まるので『あの花』好きの方は初っ端からアガること間違いないでしょう。

他にも入念なロケハンによって描かれた本作は秩父がふんだんに登場するので秩父に住んでいる方はもちろん楽しめるでしょうし、本作の鑑賞後に秩父を聖地巡礼で訪れても楽しむことができるでと思います。

興行収入的にはこれまでの作品を超えるでしょう


本作はこれまでの「超平和バスターズ」制作の2つの映画『あの花』、『ここさけ』を超える興行収入を得ることはほぼ間違いないでしょう。

これまでの2作品は一般向けの映画というよりはアニメ好きの客層を狙った映画という感じでキャストも普段から声優を職業としている人たちを並べた作品でしたが、本作は主演級のキャラクターの声は俳優の吉沢亮吉岡里帆というキャスティングのため広い層から集客を狙ったものでした。

このキャスティングに関してはアニメファンからはブーイングが起こるかもしれませんが鑑賞してみるとちゃんと役作りがされていて声に関しては違和感なく楽しめましたし、吉沢亮の一人二役はすごく良いものでした。

また主題歌を歌っているのが最近ノリにノッている”あいみょん”ということもあって話題は大きいでしょう。

「あの花」を作った「超平和バスターズ」制作ということもあってアニメファンは鑑賞する作品でしょうし、キャスティングは声優を中心としたものではなく俳優を起用し、主題歌も”あいみょん”のためアニメが特に好きということもないという客層も注目するであろう作品になっているので本作の興行収入は結構いい線行くんじゃないかと個人的には思っております。

しかし公開初週に大きい台風が来たこともあり、都内や様々な都市の映画館が休館していたので少し不安なところもあります。

物足りなさは否めない


客を呼ぶには良い作品ですし、声優の実力に関しても別に問題は感じませんでしたが内容に関して物足りなさを感じました。

なんだか内容的には『あの花』の劣化版を見ているようでした。

そもそも設定が『あの花』に似ています。

『あの花』でいう”めんま”の幽霊のような存在として本作では”しんの”というキャラクターが登場し、”じんたん”に対する三角関係、”めんま”に対する三角関係のような恋愛の三角関係も本作にはあって『あの花』を見ているような感じがしました。

やはり制作の中心を担う人間が同じで似たようなジャンルの作品を新たに作ろうとすると目新しさというものを感じさせてくれるような作品を作るのは難しいんでしょうかね。

終わり方は良かった


本作は『あの花』に似たような話だったため私自身物足りなさみたいなものは感じたんですが物語自体はしっかりまとめられたもので、そういう点ではかなり良かったと思います。

特に良かったと感じたのが終わり方です。

本編は主要なキャラクターたちが未来へ向かって歩みを始めるみたいな感じに綺麗にまとめられてエンディングを迎えます。

そのエンディングの中で後日談みたいに本編最後のちょっと先の未来が写真によって描かれるんですがそれを本編で描いていたら本編で感じた感動が無くなってしまうでしょうし、もしエンディングで描かれていなかったら、ハッピーエンドらしいハッピーエンドを見ることが出来なかったのでもそういったシーンが好きな方には満足ができなかったと思います。

しかし本作では少なくはない観客が求めているはいるけれど本編に入れたらダラダラなりそうなのシーンをエンディングで流すことによって本当に見せたかった感動シーンの印象を残しながら、キャラクターたちの後日談を描く手法は良かったかなと思います。

なので本作はエンドロールまでしっかり見ていくことをおすすめします。

キャスト(声優)

しんの・金室慎之介/吉沢亮

相生あかね/吉岡里帆

相生あおい/若山誌音

新渡戸団吉/松平健

中村正道/落合福嗣

中村正嗣/大地葉

大滝千佳/種先敦美

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