映画『ジョーカー』感想(ネタバレ)

★★★★★★★★★☆

アメリカではもちろん、日本でも人気の高いヒーローであるバットマンと敵対するヴィランであるジョーカーに焦点を合わせて作られた映画『ジョーカー』の感想、ネタバレです。

作品データ

公開日:10月4日

製作国:アメリカ

配給:ワーナー・ブラザース

上映時間:122分

主演:ホアキン・フェニックス

監督:トッド・フィリップス

公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/jokermovie/

映画『ジョーカー』本予告【HD】2019年10月4日(金)公開

おすすめ度

★★★★★★★★★☆(9/10)

これを見たら単純にジョーカーを嫌うことは出来ない。

では詳しく見ていきましょう。

あらすじ

本当の悪は、人間の笑顔の中にある。
「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー。
都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら母を助け、同じアパートに住むソフィーに密かな好意を抱いている。笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうともがくアーサーはなぜ、狂気あふれる〈悪のカリスマ〉ジョーカーに変貌したのか?
切なくも衝撃の真実が明かされる!

公式サイトより

感想(ネタバレ)

鑑賞前からアガった


本作は本編前の公開予定の映画の予告から私たち視聴者をテンションを上げてくれる演出をしてくれました。(予告なので映画館ごとに違ったものが流れるので私がみた予告と同じものを見ていないという方もいるかも知れませんがその場合はすみません。。)

予告では2年前に日本でも上映されホラー映画No.1ヒットとなった『IT/イット ”それ”が見えたら、終わり。』の続編で完結編で11月1日に日本で上映予定の『IT/イット THE END ”それ”が見えたら、終わり。』の長編予告が流れ、テンションをアゲられたと思ったら『IT』のシンボルでもある赤い風船を本作と同じDCコミック原作のキャラクターであるハーレイ・クインが割るという演出を行った後にハーレイ・クインを主人公とした映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』の予告が流れました。

『IT』とDC映画は配給元が同じワーナー・ブラザースということだけあってコラボ予告のような演出を行ってくれたのも嬉しかったですし本作の主人公であるジョーカーと付き合っていたハーレイ・クインの予告を流すのも洒落てるなと思いアガりました。(まあジョーカーとハーレイ・クインは破局したようですが。。)

こんなふうに今後のワーナー配給の注目作品が続々上映されるということで本編上映前からテンションは最高潮になりました。

アメリカの現代の社会問題も


本作はアメリカの現代の社会問題に対して言及しているように感じました。

物語の舞台となっているゴッサムシティは一部の富裕層階級の人間だけがどんどん豊かになり貧しい人間は更に貧しくなっている貧富の差が激しい都市です。

これはトランプ政権の富裕層が保護され国から守られているに貧しい人間は守られずにホームレスなどが多い現代アメリカと似たものを感じました。

またゴッサムシティは銃の規制がないのか本作でも拳銃が物語の鍵となっており、銃規制がされず乱射事件などを頻繁に起こし日本でもニュースで見かける現代のアメリカをよく表しているうように感じました。

さらに本作のゴッサムシティではこのような問題の多い都市のためかゴミ収集業者でストライキが起こり、街中ゴミだらけでかなり不衛生な街になっていたり、ストリートギャングたちが街をうろつくなどかなり治安の悪い都市となっています。

これらは人々の貧富の差などの社会問題が今後も続くとしたら将来的に現実世界のアメリカのどこかの都市もこのような治安の悪い都市になるかもしれないというような警告的なメッセージに私自身感じ、考えさせられる映画だなと思いました。

ジョーカーはいかにしてジョーカーになったのか


本作はDCコミックの人気キャラクター『バットマン』でヴィランとして登場するキャラクターであるジョーカーを主人公としてジョーカーはどのような過去を持ち、ジョーカーになってしまったのかということを明かしてくれる作品です。

これまでティム・バートンシリーズクリストファー・ノーランシリーズの『バットマン』や『スーサイド・スクワッド』などシリーズごとに違ったジョーカーが登場し、それぞれ違った性格を持つジョーカーでしたが本作でもこれまでと違ったジョーカーでした。

本作ではなにか一つの大きな出来事がジョーカーを生んでしまったというものではなくアーサー・フレッグという男に不幸が重なり徐々にジョーカーになっていくというようなストーリーです。

アーサーは脳に障がいを持っていたため緊張などをした時に発作的に笑ってしまい、そのことがまわりから不気味がられたり、自分の話を信じてもらえず職を失ったり、尊敬している人に笑いものにされたり、脳に障碍を持つようになった悲しい理由を知ってしまったことなどの私たちでも経験しそうな不幸が多く重なったことによってアーサーはジョーカーに変貌していきます。

そのアーサーの完全なジョーカーになるまでの変化を見ていくのも本作の見所です。

またジョーカーになってからのアーサーが自分に自信を持つようになったためかかなりかっこよく見えます。

序盤のアーサーは中毒症状のような感じに貧乏ゆすりをしながらタバコを吸ったり、コメディアンになるという夢を叶えるために部屋の中で一人でブツブツとネタを考えたり、部屋の中でダンスを踊ったりするような人間でどこか自分に自信がなさそうなキャラクターでした。

しかし不幸が続くにつれてジョーカーへ変わっていき、自分に自信を持つようになったためかタバコを吸うときも体をのけぞらせるように偉そうな姿勢でタバコを吸うようになったり、泊中堂々とダンスを踊るようになたり、一般大衆の前で「俺がジョーカーだ」と言わんばかりに堂々とした態度を取り、カリスマ性を発揮し大衆を虜にします。

不幸な出来事がアーサーに自信をつけていくようになるというのは皮肉のように感じますが、恥ずかしながら私自身ジョーカーになってからのアーサーをかっこいいと思ってしました。

これが悪のカリスマってやつなんでしょうかね。

これまでは単純な悪というふうに思っていたジョーカーでしたがジョーカーになるまでに何があったのかというのを知ったらジョーカーに魅了されてしまうという方も多いのでは私以外にもいるのではないでしょうか。

R指定されている理由


本作は「R15」と鑑賞制限をかけられている作品です。

その理由は単純に”鬱映画”だからです。

性的な表現はそこまでありませんが拳銃で撃って血が飛び散ったり、ナイフで人を刺したり、壁に人の頭を打ち付けたりするなどの激しい暴力的な表現が結構ありますし、全体的に暗い作品で人がどんどん闇に落ちていったり、胸クソ悪いシーンなんかもあります。

そういった作品が苦手な方にはおすすめできない作品ではありますが苦手意識の無いという方は楽しめる作品になっているので是非オススメします。

是非劇場に足を運んで鑑賞してみてください。

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