今年1番のアニメ映画『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形』感想(ネタバレ)

★★★★★★★★★★

2018年に放送されていたアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のOVA映画作品『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形』の感想(ネタバレ)です。

作品データ

公開日:9月6日

製作国:日本

配給:松竹

上映時間:90分

主演:石川由依

監督:藤田春香

公式サイト: http://www.violet-evergarden.jp/sidestory/

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形 -』予告

おすすめ度

★★★★★★★★★★(10/10)

贔屓目なしで最高の作品です。

では詳しく見ていきましょう。

あらすじ

……大切なものを守るのと引き換えに僕は、僕の未来を売り払ったんだ。
良家の子女のみが通うことを許される女学校。
父親と「契約」を交わしたイザベラ・ヨークにとって、
白椿が咲き誇る美しいこの場所は牢獄そのもので……。
未来への希望や期待を失っていたイザベラの前に現れたのは、
教育係として雇われたヴァイオレット・エヴァーガーデンだった。

公式サイトより

感想(ネタバレ)

アニメを見ていない方でも楽しめる


本作は2018年に放送されていた『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のOVA作品的な立ち位置の作品ですがテレビアニメ版を見ていない方でも楽しめて感動できるような作品の作りになっています。

京都アニメーションにしか表現できないようなキャラクターたちの全体像、美しい瞳の色や表情などの細かい部分、ヨーロッパ風の町並みや広大な自然などの描写も素晴らしく、全ての描写に全く手抜きのない映像美で普段アニメを見ないという方でも「すごい」と思えるようなアニメーション作品に仕上がっていることは間違いないでしょう。

もし『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』をアニメで見ていなかったという方で本作を見る前に『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』がどういう作品か知りたいという方はYouTubeで5分で分る『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』という京都アニメーションの公式サイトがアップロードしている動画があるのでこれを見るのも良いでしょうし、フルで見たいという方はNetflixにて全話配信されているのでそちらで鑑賞するのも良いと思います。

5分で分かるアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第1回

しっかりまとめられたシナリオ


本作はとある生き別れた姉妹についての物語で前半は姉のお話、後半は妹のお話と前半と後半で別れていて違ったストーリー展開をするんですが、前半は前半で後半への伏線を残しながらしっかりまとめられた終わり方、後半は前半部分を踏まえてさらに物語に深みをもたせてストーリーを展開していき、作品を通じて人と人とのつながりを繊細に描いています。

前半は主人公のヴァイオレットが姉妹の姉であり名家の娘しか入れない寄宿女学校にいれられたイザベラとのストーリーでイザベラの成長が描かれています。

ヴァイオレットと出会う前のイザベラは自分の運命を悲観し、同じ学校に通う生徒達にも心を開くこと無く、彼女の教育係としてやってきたヴァイオレットにも冷たい態度を取っていましたがヴァイオレットとずっと一緒にいるうちに彼女の優しさに触れ、徐々に彼女に心を開いていき、自身の運命を受け入れながらもその中に光を見出していこうと前向きな女性へと成長していく様が描かれ、前半の最後には彼女が一歩踏み出す描写が描かれ観ているこちら側も勇気が貰えるような終わり方でした。

そして後半は前半から数年後の世界が舞台となっており、ヴァイオレットのもとを訪れたイゼベラの妹のテイラーの物語となってなります。

後半は前半と打って変わってテイラーという明るい女の子の物語のことだけあって比較的に前半よりも明るいストーリとなっており前半より見やすいお話となっていて見ていて元気になれるような物語なっており、本作のラストでは前半部分と後半部分がうまくまとめられ感動的なラストが待っています。

前後半どちらもしっかりまとめられたストーリーになっており、また前半と後半で脚本を担当された方も変わっているので2つのストーリーの違いに注目して鑑賞してみるのも面白いと思います。

3週間限定上映がもったいない


本作は外伝作品ということのためか3週間の限定上映となります。

時間が経てばDVDやBlu-rayが発売されるでしょうし『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』自体がNetflixのみでの配信なのでNetflixでも配信されるようになるとは思いますが本作は映画館だからこそ味わえる素晴らしさもあります。

ストーリー、映像、曲すべてにおいて今年上映されたアニメーション映画の中で一番の作品です。

もしまだ映画館で本作を見ていないという方がいたら本作は映画館で見るべきです。


画像: (C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

コメント

タイトルとURLをコピーしました