『神と共に 第二章 因と縁』 感想(ネタバレ)

★★★★★☆☆☆☆☆

シリーズ累計動員数2700万人を誇る韓国のアクション映画『神と共に』。

5月に第一章『罪と罰』が公開され、連続で6月に第二章である『因と縁』が公開開始。

そんな『神と共に 第二章 因と縁』のレビューです。

作品データ

公開日:6月28日

製作国:韓国

配給:ツイン

上映時間:141分

主演:ハ・ジョンウ

監督:キム・ヨンファ

公式サイト:http://kamitotomoni.com/

『神と共に 第二章:因と縁』予告編

おすすめ度

★★★★★☆☆☆☆☆(5/10)

CGはすごいが。。

では詳しく見ていきましょう。

あらすじ

1000年間で48人を転生させた3人の使者は、あとひとり生まれ変わらせれば、彼ら自身も新しい生を得ることができる。冥界の使者カンニムがすべてを懸けて新たに弁護を務めるのは、消防士ジャホンの弟スホン(キム・ドンウク)。兵役中の誤射で命を落とし、怨霊となったスホンの“無念の死”を証明するのが彼のミッションだ。しかしスホンを連れて地獄めぐりを繰り広げるカンニム、閻魔大王の命を受けて下界に降りたヘウォンメクとドクチュンの行く手には、謎に包まれた彼らの“前世”が立ちはだかる。3人の使者を結びつけた1000年前の“因縁”それは、想像を絶するほど衝撃的なものだった。はたして3人はあまりにも残酷なその宿命を乗り越えられるのかー。

公式サイトより

感想(ネタバレ)

突然始まるジュラシックワールド


本作は前作『神と共に 第一章 罪と罰』をはるかに超えるハチャメチャ展開ばかりでした。

その一つがいきなり地獄で映画『ジュラシックワールド』が始まるという展開。

自分の恐れているものが具現化して現れるという地獄の設定のようで地獄で裁判を受ける事になったキム・スホンの唯一恐れる恐竜がそこで具現化しました。

もうこれが完全にあの有名なスティーブン・スピルバーグのヒット作『ジュラシックワールド』なんです。

いきなり地面からラプトルが現れ、キム・スホンとスホンを弁護するために彼を護衛するカンニムに襲いかかってきます。

なんとか応戦できているカンニム達でしたがそこに更にティラノサウルスが登場し、カンニム達を更に絶望させたかと思わせたらすかさず地面からモササウルスが登場し、カンニム達を飲み込み恐竜との戦闘終了。

しかも飲み込まれたカンニム達はモササウルスに消化されないように自力でなんとか脱出するという展開かと思ったらなぜかモササウルスが彼らを吐き出し、いつの間にか次の地獄に到着しているという不思議な展開。

モササウルスは完全にタクシー代わりに出てきただけでした。

もうハチャメチャ展開すぎて開いた口が塞がらない状態が続きました。

善と悪とは


前作で好きだなって感じたのが法では裁けない”善と悪”を代わりに人の死後に地獄で裁くという設定でした。

生前は周りから善人として認知されたていた人も実は他の人の見えないところ、分からないところで悪さをしていたりしたら法で裁かれることはないので生きている時は何不自由なく生活することができますが死後に地獄に行ってから、生前に周りにバレなかったために法では裁かられることのなかったことを裁くという設定です。

そのため生前に本当に善人だったら何も裁かれること無く来世の魂を与えられ、実際には悪人だったら地獄で苦痛を味わうという法ではなく”善と悪”で裁かれるというものに子供の時によく親に聞いていた「悪さをしたら地獄に落ちるよ」という言葉に似ていて私個人としてとても好感が持てました。

しかし本作では前作にあったそういう設定と矛盾する点があって少しがっかりしました。

元々、地獄で使者をやっていたソンジュ神がルールを破って現世で肉体を持って生活していました。

しかしソンジュ神がルールを破ってまで現世で生活していたのは両親をなくし、貧乏で死期が近い祖父とともに質素に暮らす子供がある程度成長し、一人でも生活できるようになるまで見守るためでした。

そんな理由があったにも関わらず地獄の裁判長である閻魔大王はルールを破ったソンジュ神をすぐに地獄に呼び戻すようにカンニム達に言います。

ルールを破ってはいますが”善”か”悪”でいうとソンジュ神のやっていることは”善”でしょう。

しかしながら地獄のルールを破ったからといって”善と悪”で彼の行っていることを評価されないのは設定に矛盾を感じましたし、私自身が好きな単純な”善と悪”で判断されるという設定が無視されているのはどうなのかなって感じました。

やはりCGなどの面をみると日本映画をはるかに超えています


第二章は展開がハチャメチャだったり設定にいろいろブレなんかを感じましたが第一章、第二章のシリーズを通じて『神と共に』のCGを観るとやはりすごいものです。

恐竜のシーンなんかも恐竜の表現は本家『ジュラシックワールド』にも負けないくらいのCGでしたし禍々しさを感じさせる地獄の表現、地獄内の川に登場するバカでかい魚のモンスターの表現なんかも観ている側に恐怖を感じさせるくらいの迫力のあるものでした。

途中で力尽きてしまったのか時々貼り付けてる感満載のCGシーンなんかも観られて全てのCGシーンで同じクオリティを保てているわけではありませんでしたが日本の映画では真似できないくらい高いクオリティのCGを観せてくれる場面も多々ありそういった面では感服させられました。

正直私は日本のCGのクオリティの高いアクション映画は金銭面的に厳しいので諦めていたんですが同じアジア圏の韓国がここまで素晴らしいCGを使った映画を作ったことによって「おいおい、負けてられないでしょ」っていうふうに思わされました。

最近金銭的にかなり潤ってきてハリウッド人もどんどん進出してきている中国も今後は自国の映画製作に力を入れてどんどんクオリティの高い映画を作ってきそうですし、韓国も本作の成功でまたクオリティの高いを作品を製作していきそうです。

日本人としてやはり同じアジア圏の中国や韓国に負けてほしないという気持ちでいっぱいなんですが、しかしまあやっぱり金銭面的に厳しいんでしょうね。

あまりお金をかけないドラマ性重視の作品を邦画には期待するしか無いんでしょうね。

まあ邦画のことはさておき、本作は前作に比べてストーリー的には微妙できたがシリーズを通じて今後のアジア映画のクオリティを高めてくれるものになったのは間違いないと思うので今後のアジア映画にも期待したいです。


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