トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスの主演で人気を博した映画シリーズ『メン・イン・ブラック』がクリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンの『マイティ・ソー』コンビでかえってきた。
映画『メン・イン・ブラック インターナショナル』のレビューです。
作品データ
公開日:6月14日
製作国:アメリカ
配給:ソニー・ピクチャーズエンターテイメント
上映時間:115分
主演:クリス・ヘムズワース
監督:F・ゲイリー・グレイ
公式サイト:http://www.meninblack.jp/
おすすめ度
★★★★★★★☆☆☆(7/10)
やはりあの名コンビにはまだ勝てないか。。
では詳しく見ていきましょう。
あらすじ
NYに本部を置く最高機密組織「メン・イン・ブラック」(MIB)。
所属するエージェント達はブラック・スーツとサングラスに身を包み地球に生息するエイリアンが犯罪や侵略行為を行わないように監視し取り締まっている。エリート新人女性エージェントM(テッサ・トンプソン)はエージェントO(エマ・トンプソン)に命じられロンドンへ。
ロンドン支部での初ミッションはMIB内部に潜伏するスパイを摘発することだ。
上官のハイT(リーアム・ニーソン)の指令に従い、イケメンチャラ男だが敏腕のエージェントH(クリス・ヘムズワース)とチームを組み捜査を開始。
何にでも擬態しエージェントの姿にも化けることができるエイリアンを探す為、イギリス、フランス、モロッコと世界各国で捜査を始める2人に危機が迫る。
既にスパイ側が先手を打ち、二人を抹消裏工作を始めているのだ。
逆にMIBに追われる身となり、全てのエージェントが信頼できない状況の下、追い詰められて行く二人だがー
感想(ネタバレ)
やはりクリス・ヘムズワースはソーでなくちゃ
本作の主演がクリス・ヘムズワース演じるエージェントHとテッサ・トンプソン演じるエージェントMという『マイティ・ソー/バトルロイヤル』、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のコンビということでどうしても衝撃の大きかった『アベンジャーズ/エンドゲーム』のことを思い出してします。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』はラストシーンはとくに衝撃的なものでしたが他にも衝撃的なものが多かったです。
そのひとつがクリス・ヘムズワースが演じた”ソー”の変わりようではないでしょうか。
それまでのマッチョで責任感の強かった王子様であったソーからは想像できないような飲んだくれのデブニートとなったソーは私だけでなくアベンジャーズファンや『アベンジャーズ/エンドゲーム』を鑑賞した方に衝撃を与えたことは間違いないでしょう。
その衝撃が強すぎてクリス・ヘムズワースは腹が出ているというイメージが植え付けられていました。
しかし、本作ではエージェントHとして腹筋や胸筋がバキバキでマッチョのクリス・ヘムズワースがかえってきてくれました。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』でのクリス・ヘムズワースも面白かったのであれはあれで良かったですが、最後のかっこ良いバトルシーンでも情けない体型での戦闘はどうかと思っていました。しかし本作ではマッチョでクリス・ヘムズワースが見れて、やはりクリス・ヘムズワースといえばソーでなくちゃって改めて思わされました。
パワーアップ
前作『メン・イン・ブラック3』から7年たちいろいろな面でパワーアップしていました。
やはり7年もたっているということでSF感、CGと言った面でははかなりパワーアップしています。
予告編を見ていただければ分かると思いますがクリス・ヘムズワースやテッサ・トンプソンが使っている武器や車がすごいことになっています。
MIB3まででも車が空を飛んだりすることはありましたが本作では車が飛ぶ時に車のトランスフォーム後の車体はかなりかっこいいものになりますし、車のサイドミラーに武器が収められいてたり、タイヤのホイールなど車の様々な部分が武器になるなどこれまでのMIBシリーズ以上のSF感を見せてくれました。
更に登場するエイリアンたちも前作までに登場するエイリアンたちよりもかわいいデザインになっています。
前作までに登場するエイリアンたちはテカテカやネバネバしているような昔ながらのザ・エイリアンみたいなものばかりでしたが本作で登場するエイリアンの中にはテッサ・トンプソンと行動をともにするポーニーのようにかわいらしいエイリアンや彼女が幼い頃に救った毛がふさふさ生えたエイリアンも登場します。
本作ではこういった前作からパワーアップした部分もみることができます。
パワーダウン
しかしパワーアップを感じた反面、パワーダウンした部分も感じました。
それがコンビと個性という部分です。
本作のクリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンのコンビはまだトミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスのコンビほどでは無いなって思いました。
本作のクリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンがコンビで何かをしている時に面白いと感じたのは砂漠で口喧嘩しているシーンだけでした。
前作までのMIBはウィル・スミス演じる軽口ばかり叩いてお調子者のエージェントJとトミー・リー・ジョーンズ演じる寡黙で真面目なエージェントKがコンビを組んでいましたが、この二人は全く異なった個性を持っているがために、温度差がある彼ら二人の会話を見ているだけでも面白いですし、いざとなった時にはお互い助け合う彼ら2人のお互いの友情や信頼といったものを感じられたので好きでした。
またクリス・ヘムズワースが演じたエージェントHはイケメンチャラ男という設定で作中でもよくしゃべるようなキャラクターでしたがこちらはなんだかウィル・スミスの演じたエージェントJと似たような個性を感じましたがエージェントJほど面白いことを言うわけでもなく彼の劣化版のような感じがしました。
まあコンビと点ではエージェントHとエージェントMは組んで日が浅いとうこともあると思いますのでコンビを組んで時間がたった時の彼らのコンビがどうなっているかと言うとことに期待したいですね。(次があるかどうかはわかりませんが。。しかし彼らがエージェントJ、Kと共演しているところも見たい気もします)
やはり前作までと比べてパワーダウンしたという点も否めませんでした。
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