パリ、嘘つきな恋 感想(ネタバレ)

★★★★★★★★☆☆

フランスで200万人の動員数を超えた人気作『パリ、嘘つきな恋』が5月24日に公開され鑑賞してきました。

その『パリ、嘘つきな恋』のレビューです。

作品データ

公開日:5月24日

製作国:フランス

配給:松竹

上映時間:107分

主演:フランク・デュボスク

監督:フランク・デュボスク

公式サイト: http://paris-uso.jp/

おすすめ度

★★★★★★★★☆☆(8/10)

恋はプレイボーイをプレイボーイでなくす

では詳しく見ていきましょう。

あらすじ

ジョスラン(フランク・デュボスク)は、パリの大手シューズ代理店で働くビジネスマン。イケメンでお金持ちの彼は女性にモテるが、恋愛に求めるのは一時的な楽しさだけ、という軽薄な男。ある日、ひょんなことからジョスランが車椅子に座っていると、偶然美しい女性ジュリー(キャロライン・アングラード)と遭遇。 彼女の気を引くために自分は車椅子生活だ」と、とっさに嘘をついてしまうすっかり信じたジュリーが彼に紹介したのが、姉のフロランス(アレクサンドラ・ラミー)。フロランスは以前事故に遭い車椅子生活を送りながらも、ヴァイオリニストとして世界中を飛び回る、快活でユーモア溢れる魅力的な女性だった。親友マックス(ジェラール・ダルモン)には興味無いと言いつつも、ジョスランはフロランスが出場する車椅子テニスの試合を観戦したり、彼女が演奏するコンサートを観に、わざわざプラハを訪れる。そして会うたびに新しい一面を見せてくれるフロランスに、本気で恋に落ちる。2人はデートを重ね距離を縮めていくが、ジョスランはまだ本当のことを言えずに、車椅子に乗ったままだった。そんな時、ついに妹ジュリーに車椅子の嘘がばれてしまう!「48時間以内にフロランスに本当のことを言わないと、ただじゃ済まさない」と言われたジョスランは、マックスや秘書のマリー(エルザ・ジルベルスタイン)を巻き込んで、嘘を切り抜けるために奇想天外な計画を立てる。しかし一方、実はフロランスにも彼に隠し事があるようで…? 果たして、トンデモナイ嘘から始まった恋の行方は!?

公式サイトより
映画『パリ、嘘つきな恋』5.24 公開(予告編)

感想(ネタバレ)

一人三役をこなした超人フランク・デュボスク


本作で主演を務めるフランク・デュボスクは主演と同時に監督、更には脚本まで務め、一人で三役をこなし制作した作品です。

これだけでもすごいのにフランク・デュボスクはなんと本作が長編映画監督初挑戦でさらに本作はフランスで動員数200万人を超えるヒット作となったようです。

フランク・デュボスクはフランスで人気のコメディアンでそのコメディアンとしての実力を活かし本作でもコメディ要素の多い作品を制作しました。

経歴的には日本でいうと北野武に似ていますね。

彼も日本を代表するコメディアン”ビートたけし”として日本のお茶の間を賑わせてきて、”北野武”として映画に出演したり、監督として活躍したりして数々の映画賞を獲得してきたコメディアン兼映画監督です。

少し違うところといえば北野武の作品はコメディ要素は少なく任侠映画が多いと行ったところでしょうか。

まあフランク・デュボスクも本作が映画監督初挑戦ということで今後どういった作品を出していくかわかりませんが今後も日本を代表する映画監督”北野武”のようにフランスを代表する映画監督”フランク・デュボスク”となるように期待したいですね。

笑い→笑い→笑い、笑いの連続


さすがはコメディアンといえるユーモアで作品を通して笑わせていただきました。

主演ジョスランを演じたフランク・デュボスクの言動の一つ一つが全て面白いです。

ジョスランはヒロインであるフロランスには自身も足が悪く車椅子に乗っていると嘘をついているため彼女と会う時は毎回車椅子に乗るように心がけるんですが突然フロランスが彼の元を訪れた時は車椅子が近くにないためテーブルの上に急いで座ったり、たまたま近くに車椅子が置いてあってその車椅子に座ったのは良いがその車椅子がフロランスの車椅子で「なんで私の車椅子に座っているの?」みたいになったりと必死に彼女に嘘がばれないようにしている姿勢が可愛くて面白かったです。

コメディアンであるフランク・デュボスクが演じたジョスランの言動が面白かったのはもちろんですがフロランスのユーモア溢れる発言であったり、ジョスランの秘書マリーが酔った時の言動や名も付いていないような街の人間たちの言動なんかもかなり面白くフランク・デュボスクの役者だけでなく監督や脚本としての実力も垣間見えた作品でした。

→涙


笑いも多い作品ですがしっかりと感動する場面もあります。

フロランスへついている嘘を彼女と別れるのを恐れるあまり打ち明けることのできない状態の続くジョスランでしたが実はフロランスは彼の嘘をすでに見破っており彼とのデート中に嘘を打ち明けられるようにアシストをするんですがジョスランはそれでもなかなか打ち明けることの出来ないんです。

そんな状況の中フロランスがトラックに轢かれそうになったところを助けることに事によって直接口にはしないですが間接的に自身が嘘をついていることを明かすことになり何も言わず自然消滅のように別れることになってしまいます。

それからお互いに連絡を取り合わずにいたある日にジョスランはマラソン大会に参加します。

ゴール直前で体力の限界に達して地面に手をついてしまったジョスランの前に手を差し伸べられます。

その手は車椅子に乗った笑顔のフロランスのものでフロランスの助けを得たジョスランはフロランスの車椅子に一緒に乗って2人でゴールをして本作は終わります。

本作を通して思ったのがフロランスは本当に強い女性だなということです。

ジョスランの嘘に気づいていたにもかかわらず直接それを口にすることはなく彼自身の口から打ち明けるようにアシストなどもして待っているだけでなく、結局嘘については直接彼の口から聞くことはできなくても彼が困っている状況になった時に笑顔で手を差し伸べることができる強い女性でした。

日本の映画にありがちな若者たちの恋を取り扱った作品でなく大人の恋をテーマとした作品で私も年をとってからこんな恋がしてみたいなと思いました。


画像:(C)2018 Gaumont / La Boetie Films / TF1 Films Production / Pour Toi Public

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