ジャニーズのグループ”Kis-My-Ft2”の人気メンバー玉森裕太主演の映画『パラレルワールド・ラブストーリー』が5月31日に公開され鑑賞してきました。
そのパラレルワールド・ラブストーリーのレビューです。
作品データ
公開日:5月31日
製作国:日本
配給:松竹
上映時間:108分
主演:玉森裕太
監督:森義隆
公式サイト: http://parallelworld-lovestory.jp/
おすすめ度
★★★★★★☆☆☆☆(6/10)
君の名は。を思わせるようなシーンがちらほら
では詳しく見ていきましょう。
あらすじ
ある日突然、崇史が迷い込んだでしまった2つの世界。
公式サイトより
1つの世界は、愛する麻由子と自分が恋人同士。
しかし、もう一つの世界では麻由子が親友の智彦の恋人に…。
混乱する崇史の前に現れる、2つの世界をつなぐ【謎】の暗号。
目がさめるたびに変わる世界で、真実にたどり着けるのか?
感想(ネタバレ)
東野圭吾作品
東野圭吾原作の文学作品はいくつも実写映画化されており、基本的にどの作品も一定以上の評価を受けてハズレはないイメージが私の中にはあります。(ラプラスの魔女は別として)
とは言っても私は覚えている限りで東野圭吾原作の映画作品は今年のはじめ頃に木村拓哉と長澤まさみの主演で上映された『マスカレード・ホテル』しか鑑賞したことがないんですが。
小説は5冊ほど最近読んだんですがその程度しか知りません。
そんな限られた東野圭吾作品の知識の人間が語るのも申し訳ないとは思うのですが東野圭吾作品の良さというかミステリー作品全般の良さというものはオチが全然予想できないところにあると思うんです。
少なくとも私が映画作品で唯一鑑賞した『マスカレード・ホテル』では私自身犯人が最後までわかりませんでしたし、小説で読んだ5つの作品は最後の最後までどんなオチになるのかわかりませんでした。
しかし本作『パラレルワールド・ラブストーリー』では物語中盤でオチが見えてしまったんです。
これに関しては原作でもオチが分かってしまうようになっているのか映画の問題なのかは本作の原作未読の私にはなんとも言えませんが。
ミステリー作品で物語の途中でオチが分かってしまうのは結構な致命傷だと思います。
しかしまあパラレルワールドというものをテーマにしたというのは面白いと思いますし、映像化して表現をするのは難しいであろう本作をしっかり映像化出来ているのはすごいと思いましたが。
ところで東野圭吾作品を本作で7作目の私が語るのもなんですが東野圭吾作品って主人公がなにか悪いことをすることって多くないですか?
これまで多くの作品を出してきたため他作品と差別化したり、オチを読者に分かりづらくするためなのかもしれませんが。
玉森裕太ファンの方は注意
本作はジャンル的に言うと私は東野圭吾作品ということもありミステリーという風に判断しましたが恋愛の要素も結構あります。
”玉森裕太”演じる崇史と”染谷将太”演じる智彦が”吉岡里帆”演じる麻由子を好きになる3角関係となりストーリー的に崇史が智彦から麻由子を寝取るシーンがあり、それがR指摘ギリギリぐらいの結構な濃厚なラブシーンでした。
私が本作を鑑賞しに行った回では平日の朝イチにもかかわらず席がほとんど埋められており、その殆どが女性だったのでおそらく玉森裕太ファンの方が見に来てるのであろうと思っていましたがこのシーンが流れた時に文字にできないような女性の声が一瞬聞こえてきました。
恐らく相当の玉森裕太ファンの方だったんでしょうね。しかも寝取り方も崇史の強姦のような形というか完全に強姦だったのでファンの方もショックだったんでしょうね。
そのため玉森裕太ファンの方は覚悟を持って鑑賞しに行くか鑑賞しないという選択を取るのもありなのかなと思います。
『君の名は。』に似ている
本作は結構『君の名は。』に似ています。
皆さん知っていることだと思いますが『君の名は。』は2016年に上映され記録的な大ヒットとなり日本のみならず世界各国で上映された新海誠監督の代表作です。
本作『パラレルワールド・ラブストーリー』の原作がどうなっているかはわかりませんが劇場版では予告編でもちょっと流れるんですが玉森裕太と吉岡里帆が電車で目が合うというシーンがあります。
このシーンだけでは上映中になんとも思わず、ありきたりな恋が始まる感じの出会い方だなぐらいにしか思わなかったんですがラストのシーンで玉森裕太と吉岡里帆がお互いに記憶をなくした状態で渋谷のスクランブル交差点ですれ違いお互いに気づいたように振り返って終わるシーンなんかはそのまんま『君の名は。』だなって思いました。須賀神社がスクランブル交差点に変わったくらいですかね。
このラストのシーンを観た時に電車のシーンもそういえば『君の名は。』に似ているな気になり始めました。
そして扱っているテーマも記憶という共通のものがり、考えれば考えるほど『君の名は。』に似ているなあと思ってくるようになりました。
まあパクリとかパクリじゃないとかはともかくこのことに共感される方がいるかということを聞いてみたいです。
画像: (C)2019「パラレルワールド・ラブストーリー」製作委員会 (C)東野圭吾/講談社
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