ザ・フォーリナー/復讐者 感想(ネタバレ) 復讐の虚しさ

★★★★★★★★☆☆

人気映画シリーズ「007」シリーズで「ゴールデンアイ」「カジノ・ロワイヤル」の2作品で監督をつとめたマーティン・キャンベルがメガホンを取り、主演はアジアが誇るアクションスター、ジャッキー・チェンと『マンマ・ミーア』など多くのヒット作に出演するピアース・ブロスナンが務める。

作品データ

公開日:5月3日

製作国:イギリス・中国・アメリカ合作

配給:ツイン

上映時間:110分

主演:ジャッキー・チェン

監督:マーティン・キャンベル

公式サイト:http://the-foreigner.jp/

おすすめ度

★★★★★★★★☆☆(8/10)

ジャッキー・チェンの新たな一面が観られます。

では詳しく見ていきましょう。

あらすじ

ロンドンでレストランのオーナーとしてつつましい生活を送るクァン(ジャッキー・チェン)。平穏無事な生活を送っていた中、突然たったひとりの高校生の娘が無差別テロに命を奪われてしまう。クァンは復讐の怒りに煽られ、静かに爆発していく。彼は犯人を探すうちに、北アイルランド副首相のリーアム・ヘネシー(ピアース・ブロスナン)にたどり着く。ヘネシーは、官僚としての仕事で過去に抱えた問題に脅かされていた。クァンの犯人を追うあくなき執念が、昔アメリカの特殊部隊出身である事を浮き彫りにしていく。次第に明らかになっていく二人の過去。
敵か、味方か…孤独な男たちの戦いは、想像もしない結末へと向かっていく―。

公式サイトより

感想(ネタバレ)

『グリーン・ランタン』のマーティン・キャンベルと思いきや


本作は『007 カジノ・ロワイヤル』『007 ゴールデンアイ』のマーティン・キャンベル監督最新作と言う感じに宣伝されていますが私にとってのマーティン・キャンベルは『グリーン・ランタン』なのです。

『グリーン・ランタン』といえば2011年に上映されたDCコミックスを原作とする映画ですが評価はあまり高くなく、主人公グリーンランタンを演じたライアン・レイノルズが主人公として出演した『デッドプール』でライアン・レイノルズ自身に『グリーン・ランタン』の出来の悪さをいじられるという前代未聞の事態に。

『グリーン・ランタン』の失敗もあってかマーティン・キャンベルは監督を長い間務めることはなかった。

しかし2017年に本作が中国とアメリカで上映され監督として復活し、日本には今年2019年、『グリーン・ランタン』から8年ぶりにマーティン・キャンベルの監督作品が上陸しました。

さてどうなることやらと思い鑑賞しに行ってみると普通に面白かったです。

映画の内容には関係ありませんがジャッキー・チェンが主演を務めるということとGW中ということもあってかスクリーンは年配のおじさま達で満員状態でした。

新たなジャッキー


私自身ジェッキー・チェンを知り尽くしているわけでないので正しいかどうかわかりませんが私のイメージ的にジャッキー・チェンがアクション映画で演じる役っていうのはヒーロー的な立場にいるような人間なんですよね。警察や消防士であったりと。

しかし本作は違うんですね。

タイトルにある通り”復讐者”を演じるんです。

アメリカ軍の特殊部隊に所属していたが娘2人を海賊に誘拐され失い、その後、妻との間にもうひとり娘が産まれるも出産と同時に妻もなくしてしまうという壮絶な過去をもつ主人公のクァン。唯一残された家族である娘のファンを大切に育てるもテロに巻き込まれ遂に家族をすべて失ってしまうことに。

そして最後の家族を奪ったテロリストへの復讐を決意し、復讐を果たすために行動するというストーリーです。

この辺がちょっと先日上映された『アベンジャーズ/エンドゲーム』のホークアイに境遇が似ているなって思いました。

ホークアイもヒーローとして活躍していたにもかかわらずヴィランのサノスによって家族をすべて奪われ悲しみをごまかすためにようにあちこちでマフィアなどを壊滅させていました。

境遇としては似ていますよね。

軍人として人々を守ってきたクァンが家族を奪われたために復讐をするという境遇。勝手にそんなことを思いながら鑑賞していました。

そして新たなジャッキー・チェンの一面をみたと思ったのが本作のジャッキー・チェンはとにかく笑わないんですよね。家族をみんな失ったという過去を持つたためか唯一の家族ファンがまだテロの被害を受ける前も一切笑わず、テロリストに復讐を果たしたあとも笑わず、作品を通してあのチャーミングなジャッキーの笑顔のシーンがないんです。

それだけ復讐者という役を演じきっていたんですね。

それと同時に復讐の虚しさというものを私達に教えてくれているかのようでした。

今までの明るいイメージのジャッキーとは対照的なブラックなジャッキーという新たなキャラクターをみることが出来ました。

アクション映画として


アクション映画としても結構好きな作品でした。

私個人の話になりますが最近ヒーローものやロボットものの映画を多く見てきたのでVFXバリバリのアクションシーンばかりみてきたんですね。

もちろん現実世界じゃありえないような科学技術で作られたそういうアクションもかっこよさは感じ人間VS人間みたいな肉弾戦のアクションもやっぱり良いなって本作で改めて実感させられました。

武術やCQCなんかをつかった肉弾戦アクションはやっぱり最近多くなったVFXをふんだんに使ったド派手なアクションなんかよりリアリティを感じさせてくれますし、人間は生身でもこんなすごいことができるんだっていうことを証明してくれているようで観ていてワクワクしてきます。

金をそこまでたくさんかけなくても良いアクション映画は作れるということを本作で実感させられました。

そういったアクションが好きな方におすすめできる作品です。


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