名探偵ピカチュウ 感想(ネタバレ) ハリウッド版ドラゴンボールとは大違い

★★★★★★★☆☆☆

日本の人気ゲームキャラクターがハリウッドデビュー。ロブ・レターマンがメガホンを取りピカチュウに声を当てたのは『デットプール』シリーズでデットプール役を演じたライアン・レイノルズ、ピカチュウと共にコンビを組むのは『ジュラシック・ワールド 炎の王国』にも出演したジャスティス・スミス。その他日本人俳優渡辺謙が警部役として出演し、日本語吹替え版でティムに声を当てた竹内涼真もポケモントレーナー約としてカメオ出演。

作品データ

公開日:5月3日

製作国:アメリカ

配給:東宝

上映時間:97分

主演:ジャスティス・スミス

監督:ロブ・レターマン

公式サイト:https://meitantei-pikachu.jp/

おすすめ度

★★★★★★★☆☆☆(7/10)

所詮子供向けと思ってみてみたら結構シリアスな作品。

では詳しく見ていきましょう。

あらすじ

かつてポケモンのことが大好きな少年だったティム(ジャスティス・スミス)は、ポケモンに関わる事件の捜査へ向かったきり、家に戻らなかった父親・ハリーとポケモンを、遠ざけるようになってしまった。それから年月が経ち、大人になったティムのもとにある日、ハリーと同僚だったというヨシダ警部補(渡辺謙)から電話がかかってくる。「お父さんが事故で亡くなった―」。複雑な思いを胸に残したまま、ティムは人間とポケモンが共存する街・ライムシティへと向かう。荷物を整理するため、ハリーの部屋へと向かったティムが出会ったのは、自分にしか聞こえない人間の言葉を話す、名探偵ピカチュウ(ライアン・レイノルズ)だった。かつてハリーの相棒だったという名探偵ピカチュウは、事故の衝撃で記憶を失っていたが、一つだけ確信をもっていることがあった……。「ハリーはまだ生きている」。ハリーは何故、姿を消したのか? ライムシティで起こる事件の謎とは? ふたりの新コンビが今、大事件に立ち向かう!

公式サイトより

感想(ネタバレ)

ポケモンのハリウッド化とはじめ聞いたときは


本作の制作が発表されたときに思い出したのが10年前に上映された日本の人気アニメ「ドラゴンボール」のハリウッド作品『ドラゴンボール エボリューション』。

日本の人気アニメがハリウッド映画化されたらどうなるのかと上映前はかなり期待されており、ニュースでも結構取り上げられていたのを今でも覚えています。

しかし公開されると批判の嵐。実際私は鑑賞していないのですが制作費に50億近くかけて作られた作品だったのにその金はどこに行ったのかと思われるほどの低クオリティで50億がドブに捨てられたともいわれていました。監督をつとめたジェームズ・ウォンはその後映画界から姿を消し、脚本を務めたベン・ラムゼイも作品の失敗を認め、ドラゴンボールファンに謝罪をするなど異例な事が起きた。

更にドラゴンボールの原作者である鳥山明にもディスられる始末。(鳥山先生の作品にもかかわらず鳥山先生は映画の製作時全然口出しさせてもらえなかったようです。)恐らくジェームズ・ウォンの独り善がりの作品だったんでしょうね。

そんなゴミ映画を日本の人気アニメから作ったハリウッドだったため今回ももどうせだめなんだろうなと思ったら意外にも予告映像を見てみるとピカチュウやミュウツーなどのポケモンたちのCGのクオリティーが高いじゃないですか。

しかもピカチュウの声優を務めるのがライアン・レイノルズ。日本のアニメでは可愛らしい見た目と鳴き声のピカチュウの声をオッサンが務めるというギャップにも惹かれました。

かつての主演作『グリーン・ランタン』のような失敗作になるか『デッドプール』のような成功作になるのかも気になるところでしたしね。

そのため結局観に行くことにしました。

意外とシリアス


『名探偵ピカチュウ』というタイトルから想像はできるとは思いますが私の知っているポケモンより結構シリアスでした。

私の知る限りではアニメ版は子供向けのため作中で死に関連するようなワードは出てこないですが本作では結構出てきます。(ミュウツーの逆襲ではタイトルの通り結構思いテーマでそういった単語が出てこなかった気がしないこともないですが20年も前の作品でポケモンの初映画ということもあって当時の時代背景も考慮していただければなと思います。)

物語の一番最初にミュウツーが出てきていきなり個人的に沸いたんですがそのミュウツーが一番最初に出てきたシーンが『ミュウツーの逆襲』を思わせるような感じでミュウツーが人工の培養液みたいなものに閉じ込められていたんですがいきなり覚醒して人を襲ってそのまま行方をくらましてしまうんですね。

初っ端からこんなシーンを観せられて「おっ、これはミュウツーのボスだな」って期待したんですがいい意味で裏切られましたね。

ストーリーを簡単に言うと刑事であったハリーの事故について詳しく調べようとする息子のティムとハリーの元パートナーのピカチュウですがハリーの事故を裏で誰かが手を引いていて、その人間を見つけ出すというものだったんですがその犯人がかなり意外な人間だったんですね。

犯人が判明したときは「そう来るか!」って思ったんですけどよくよく考えてみると様々なところに真犯人につながるような伏線が張り巡らされており、しっかり作られた作品になっていました。

ポケモンが原作ということだけあってポケモンバトルのアクションシーンもありました。ポケモンは全部CGで作られたものだったのでアニメ版のポケモンとちょっとデザインの違ったポケモンたちが私達の住むようなリアルな町並みの中で戦うってところに新鮮味を感じましたね。

まあ贅沢を言うならアクションシーンがもっとあったほうが良かったかな。

鑑賞前はバリバリにポケモンバトルする感じだと思っていたので。。

どちらかというとサスペンスの方がジャンル的にあってるかなって思いました。

子供にはあまり向かない?


公開されたのがGW中ということだけあって平日の昼間でも本作を鑑賞しに来ていた客の中にも小さい子供をちらほら見かけましたし映画館内にも本作を観にやってきたであろう子どもたちが多くいました。

おそらくポケモン好きのちびっこたちだったんどろうと思いますが上でも述べたように本作はちょっとシリアスな場面が多いのでアニメ版のポケモンのように子どもたちがワイワイ騒いで楽しめる作品にはなっていません。

しかし「ドラゴンボール」のときのように原作を全く無視した作品になっているわけではなくしっかりとポケモンのゲームやアニメをリスペクトした作品となっているため原作を知っている人でも楽しめる作品だと思います。

子供にも向いていないわけではないですがやはり普段のポケモンと同じ感覚で観たら満足はできない作品かもしれないです。

主人公のティムも21歳と大人なので昔ポケモンを見ていたような方のほうが楽しめる作品だと思います。


画像:(C)2018 Legendary and Warner Bros. Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
(C)2018 Pokemon

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