昨年全世界で上映され日本では2月に上映されかなりの高評価を得た『アクアマン』に続くDCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)シリーズの第7作目。
作品データ
公開日:4月19日
製作国:アメリカ
配給:ワーナー・ブラザース映画
上映時間:132分
主演:ザカリー・リーヴァイ
監督:デビッド・F・サンドバーグ
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/shazam-movie/
おすすめ度
★★★★★★★☆☆☆(7/10)
ミスで吹替版で見てしまったんですが完全に銀魂でしたね。
では詳しく見ていきましょう。
あらすじ
身寄りのない子供のビリー・バットソンはある日謎の魔術師からスーパーパワーを与えられる。しかし幼稚なビリーはその力を友人のフレディとともに悪戯に使ってばかり。そんな彼の前に現れた科学者Dr.シヴァナによって力を狙われることになり、さらにフレディも連れ去られてしまった。そんな状況になってとうとうビリーはヒーローとしての戦うことを決意する。。
感想(ネタバレ)
シャザム(SHAZAM!)の意味とは
見た目は大人中身は子供なシャザム。 なんだか似たような響のものが日本の漫画にもあり毎年この時期に映画化され毎年のように大ヒットしているキャラクターもいるが今回はそんなことは置いておこう。
とりあえず本作を見る前私が一番気になっていたことがある。
そう、それが本作のタイトルの意味だ。
シャザム。。
そんな事言われても意味がわからない。
他のスーパーヒーローみたいに”スーパーマン”や”バットマン”なんかは名前そのまんまの意味で捉えればいいが本作のヒーローはそう簡単には行かない。
しかし本作でしっかりこの謎な単語、シャザム(SHAZAM)の意味が明かされます。 それを紹介します。
S=ソロモンの知恵
すべての知識にアクセスする能力
H=ヘラクレスの剛力
怪力を発揮する能力
A=アトラスのスタミナ
無尽蔵のスタミナを得られる能力
Z=ゼウスの全能
稲妻を放つ能力
A=アキレスの勇気
強靭な肉体を得られる能力
M=マーキュリーの神速
超人的なスピードを得られる能力
これら6つの神や英雄の能力を表す意味だったんです。
これらの能力を得たシャザムが活躍するんですね。本作中にソロモンの知恵をうまく利用したシーンなんて一切出てきませんでしたが。。
ミスで吹き替えを観ることになったが。。
長い予告が終わりいよいよ映画が始まって作品の中で言葉が発せられた時に何故か字幕が出ないし、洋画のはずなのになにやら聞こえてくることの意味が分かってしまう。
一瞬、隣のスクリーンで上映されている『ドラえもん』でひみつ道具”ほんやくコンニャク”でも使ったのかと思ったが冷静になって考えた。
”やってしまった、まさか間違えて吹き替えのチケット買っちゃった”
なにせ洋画アニメ以外の洋画で吹き替えの映画観たのなんて本当に久しぶりで恐らく10年ぶりくらいだろう。
口の動きと言っていることの違いから違和感を感じるので吹き替えで見るのは基本好きじゃあ無いんです。
しかも主人公の吹き替えをやっているのが菅田将暉という事は知っていたからなおさらやってしまった感がやばかった。菅田将暉が嫌いというわけではないですが2年くらい前に上映された『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の時に菅田将暉の声優としての実力を知ってしまったからやばいと思っってしまいました。
しかし時間が立ってみると意外や意外。結構観れるじゃないですか。
その要因は声優が完全に銀魂だったからです。
主人公シャザム(ビリー)の変身後は菅田将暉、変身前はエヴァの碇シンジ役の緒方恵美。
ビリーの友人フレディ役は銀魂で志村新八役を演じる阪口大助。
本作のヴィラン、ドクター・シヴァナ役は銀魂で高杉晋助を演じる子安武人。
魔道士シャザム役は銀魂で主人公銀時を演じる杉田智和。
他も平野綾など。
見ての通り完全に銀魂です。
変身後のビリーに声を当てた菅田将暉は微妙で、変身前のビリーに声を当てた緒方恵美も見た目とあっていないなって感じましたがコメディ色強めの本作で銀魂の声優が揃ったのは銀魂好きの私からすれば観ていて結構面白かったです。
本当の家族とは
主人公ビリーは幼い頃遊園地で本当の母親と別れてしまいそれから長い間里親に預けられますが本物の母親を探すために家出を繰り返し色んな里親から見捨てられていました。
そしてそんなビリーを5人の里子と共に暮らすグループホームの運営者バスケス夫妻が引き取ることにします。
そこではみんなが一緒にごはんを食べ、子どもたちの夢を夫妻は応援してくれて、子どもたちも本当の兄弟のように仲良く暮らしています。
ビリーに対しても彼が家出をしても見捨てず愛情を持って厳しく叱ってくれる理想な親でしたがしょせんは血の繋がりなんて無いと家族ごっこ程度にしか考えないビリー。
そんなある日ビリーは義兄妹たちの協力もあって本当の母親の居場所を見つけ訪れます。
しかしそこにあったのは別れてしまった愛する息子を必死に探している母親の姿ではなく新たに男を作り息子のことなんて忘れてしまっていた母親の姿。
そこでようやく家族とは血の繋がりではないと気づきます。
本作のヴィラン、ドクター・シヴァナが自分を認めなかった父や兄に対する復讐のためだけに力を得たが血の繋がりはなくても家族の大切さを知ったヒーローに勝てないのも皮肉なものですね。
血の繋がりの家族ではなく本当の家族という物を教えてくれる作品です。
新たなジャスティス・リーグのメンバーに?
本作は原作がDCコミックスということで作品を通じて他の作品の登場人物バットマンやスーパーマンの名前などが頻繁に出てきました。
そして本作の最後には顔は出てきませんでしたがスーパーマンと思われる人物がシャザムの友人ということで登場しました。
これは今後公開されるであろう『ジャスティス・リーグ』の続編や他のDC作品でのクロスオーバー出演もしくは本作の続編において他のヒーローたちがクロスオーバーで出演してくれることを期待させてくれるものです。
今後まだまだDC作品の公開が控えていますのでそういった作品でまたシャザムが活躍するところをみたいです。
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