劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ 感想(ネタバレ)

★★★★★★☆☆☆☆

昨年上映された『リズと青い鳥』で『響け!ユーフォニアム』という作品を知り、原作を読み、アニメを全話見るという結構なハマり具合だったので本作も上映初日に映画館に行って観賞してまいりました。

以前アニメ版を配信しているVODを紹介するブログも書きましたのでよろしければお読みください。

作品データ

公開日:4月19日

製作国:日本

配給:松竹

上映時間:100分

主演:黒沢ともよ

監督:石原立也

公式サイト:http://www.anime-eupho.com/

おすすめ度

★★★★★★☆☆☆☆(6/10)

設定の細かさに驚嘆です。

では詳しく見ていきましょう。

あらすじ

2年生となった黄前久美子は新たに入学した1年生を加えた北宇治高校吹奏楽部は前年果たした目標、全国出場を上回る全国大会金賞を目指す。久美子の低音パートには新たに久石奏、鈴木美玲、鈴木さつき、月永求の4人が入部することになるがみんな癖の強いメンバーで次々と問題が発生する。。

感想(ネタバレ)

最近の高校生を感じさせてくれる演出


ちょっと前まで私も高校生をやってましたが私が高校生の時はちょうどスマホが普及してみんな肌身離さずスマホを持ち歩き何かある度にスマホを触っていました。

現在もそんな光景は変わらず、むしろSNSの普及でスマホを触る時間は長くなってきていると思います。もちろん高校生だけに限らず。

しかしやはり流行りをいち早く取り入れるために高校生が尋常じゃないほどスマホに執着しており他の世代と比べてスマホを触る時間は長いと感じます。

少し前まではmixiやTwitterなど文字と時々画像という形のSNSが流行っていましたが現在は写真や動画の投稿がメインのInstagramやTik TokなどのSNSが流行るようになり高校生や大学生など若い子の間ではこれらのアプリをスマホにダウンロードしていない数のほうが少なっていることかとおもいます。(ちなみに私は大学生ですがSNSはTwitterしかやっていません、Twitterもほとんどやっていませんが。。)

こんな風に最近では高校生や若い人を中心に写真や動画を頻繁に撮影されるようになりSNSにアップされるようになりました。

そんな最近の高校生に見られるような光景を映し出す演出が本作にありました。

スクリーンに映し出される映像が頻繁にスマホのカメラで録画されたような画面に変わり吹奏楽部のメンバーが練習の合間などの休憩時間などに楽しそうに話したり遊んだりしているシーンが映し出されます。

真剣に部活をやりながらも、今という時間が楽しくてしかたがないこうした充実した青春時代を過ごす高校生たちをしっかり表現したこの演出にはかなり好感が持てました。

本作のキャラクターたちにしっかり最近のはやりをしっかり取り入れた演出で共感の得やすいような作品になっています。

絵と設定の丁寧さ


本作の舞台は吹奏楽部というだけあって部員の数も多くなんと80名近もいるという大所帯の部活です。

アニメの都合上80人全員に名前が与えられ更には個性を与える必要なんてまったくないとは思うんですが本作ではそれをやっているんです。

公式サイトを見ていただければ分かると思いますが吹奏楽部のメンバーがパートや楽器ごとにそれぞれ紹介されておりさらにしっかりとそのキャラクターたちの見た目やどんな人間なのかという設定がされているという細かさ。

そして本作では声を当てられることはありませんでしたがこのメンバーたちのほとんどが出演し、しかも絵も崩れること無く日本のアニメーション特有の繊細なタッチで描かれています。

本当に必要かってくらい部員全員の名前や容姿が設定されており、手抜きされることはない絵で彼らが描かれているのは素直にすごいのひとことにつきます。

公式サイト

100分じゃ短すぎる


本作の原作は400ページ弱の2冊の小説です。

去年上映されたスピンオフ作品の『リズと青い鳥』も同じ原作から作られた作品でしたが鎧塚みぞれと傘木希美がメインキャラクターとして描かれ、彼女たちの気持ちが繊細に描かれ90分にうまくまとめられた作品でした。

そして本作は本来のシリーズの主人公である黄前久美子に焦点を当てた作品となったのですが4月の新入生入学から夏の関西大会までの期間をたった100分で表現しなければならずこれは流石に無理に近いものだったと思います。

高校生ならではの悩みをもつ低音パートの1年生達の悩みを久美子が解決していき団結して全国大会金賞を目指すというストーリー展開なんですがお悩み解決にに時間をかけすぎて吹奏楽の方にあまり焦点を当てられていなかったのが少し不満な点です。

実力のある1年生が入部したのにもかかわらず大会の結果が振るわなかったのはなぜなのかって言うことにも焦点を当ててほしかったです。

やはり100分は少なすぎるんですよね。


画像: (C)武田綾乃・宝島社/「響け!」製作委員会

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