ディズニーデラックスのサービス開始から早くも3週間が経ちました。
ラインナップについては仕方ないとしてもサービス自体にいろいろ不満があるのに未だ改善されていないのに少しいらだちを感じています。
今回はそんなディズニーデラックス内のブランドのひとつ「マーベル」の作品『マイティ・ソー/バトルロイヤル』を鑑賞しましたので紹介します。
作品データ
公開日:2017年11月3日
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
上映時間:131分
主演:クリス・ヘムズワース
監督:タイカ・ワイティティ
おすすめ度
★★★★★★★★★☆(9/10)
あらすじ
人工知能ウルトロンとアベンジャーズとの戦いから2年、アスガルドを追放された父オーディンを捜しにニューヨークへやってきたソーだったが、突如として現れた強大な敵ヘラによって宇宙の果ての惑星に飛ばされてしまう。その星で行われていた格闘大会に出場させられたソーは、対戦相手として盟友ハルクと再会。危機を乗り切った2人はヘラを倒すためアスガルドへ向かい、わけありの女戦士ヴァルキリー、そして宿敵であるロキも仲間に加え、チームを組んでヘラに挑むが……。
映画.com
感想(ネタバレ)
豪華なクロスオーバー
本作では『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』ぶりにハルクが、そして本作の約一年前に上映され単独作品『ドクター・ストレンジ』で初登場したストレンジが登場します。
しかも他のMCUのキャラクー単独作品のようにエンドクレジット後にちょっと登場するという感じではなくしっかりと本編中に登場し、ハルクは中盤から終盤までずっと出演しています。
そんな本作に登場した2人に驚かされる点がありました。
まずストレンジに驚かされた点というのは魔術師としての実力がかなり上がっているというところです。
ストレンジが魔術を覚えてから本作までの時間は1年か多くても2年しかたっていないはずにもかかわらずストレンジはソーをも驚かせるような魔術を使ったり、魔法使いであるロキを30分もの間異空間に閉じ込めるということをやってのけます。
やっぱり天才医師と言われていただけあって自身の記憶力や要領の良さを上手く魔術にも使って魔術師としても天才なんだなって驚かされました。
そしてハルクに驚かされたのはハルクが会話できるようになっていたということです。
『エイジ・オブ・ウルトロン』の時にはブラック・ウィドウの影響もあって敵味方の区別がついてすこしの意思疎通ぐらいしかできていませんでしたが、あの戦いから2年間惑星サカールという星でずっとハルクの姿で生活した影響からか会話でしっかり意思相通ができる程度には言葉を発することができるようになっていました。
『エイジ・オブ・ウルトロン』のときのハルクから考えると驚きでした。
短髪になったソー
本作以前までは長髪がトレードマークだったソーでしたが本作の途中から短髪となります。
サカールで捕まりバトルロイヤルの戦士として出場させられることになったソーでしたがバトルロイヤル前になぜか髪を切られることになってしまいます。
そしてそのソーの髪を切る理髪師役だったのが先日亡くなったスタン・リーでした。マーベル作品に何らかの役でカメオ出演しているスタン・リーですが本作では理髪師として登場し、ソーの髪を切ったんですね。
私的にはソー役のクリス・ヘムズワースは短髪の方がかっこよく似合っていると思っているのでソーが短髪になってくれて良かったです。
やはり仲の良い兄弟
本シリーズ一作目の『マイティ・ソー』やMCUヒーローが揃う『アベンジャーズ』でヴィランとして登場したソーの弟ロキですが、義理とはいえやはり兄弟だなって思わされるくらい彼ら兄弟の仲の良さを本作で感じさせられました。
オーディンに魔法で変身していたロキを見破ったのもソーでしたし、幼い頃ロキがソーに対して行っていたいたずらの数々が本作で結構語られることになります。
そして彼らの仲の良さを一番に表していたシーンが彼らが幼い頃に行っていた”助けて”という遊びを大人になっている本作で再現したところです。
”助けて”とはソーが重症を負っているロキを担いで助けを求めソーたちに近寄ってきたところにロキを投げつけるという遊びで本作ではこれを敵に向かった行い見事に成功します。
みていて本当に仲のいい兄弟なんだなって勝手に和んでいました。
姉御強すぎますよ
一作目のロキや二作目のマレキスなどインフィニティ・ストーンを使いこなせるという毎作強いヴィランが登場する『マイティ・ソー』シリーズですが本作のヘラは別格に強すぎる気がしました。
ヘラはオーディンの最初の娘でソーの実の姉です。かつてオーディンと共に9つの世界を統一したが平和を求めたオーディンにその強すぎる力を恐れられ封印されていました。オーディンの死により封印が解け地球にいたソーとロキの前に現れす。
まず初っ端からアベンジャーズのメンバーが誰も持ち上げることすらできなかったソーの最強の武器であるムジョルニアを軽く受け止め破壊します。この時にもうソーやロキだけでなく鑑賞しているこちらまで絶望感しかありません。
そしてヘラがアスガルドに入ってからヘラを追い出そうとするウォリアーズ・スリーとアスガルドの兵隊たちが一瞬にして皆やられてしまいます。
そうしてアスガルドを乗っ取ったヘラのもとにハルクやかつてのアスガルドの戦士ヴァルキリーたちとバトルロイヤルで一皮むけたソーが帰還して彼女に再び挑みます。
しかし戻ってきたソーに対しても圧倒的な力を見せつけほとんど攻撃を受けなかったヘラでしたがアスガルドに封印されていた炎の国ムスペルヘイムの王スルトをロキによって復活させられアスガルドを滅ぼそうとするスルトに応戦しようとして逆に返り討ちにあい滅びてしまいます。
正直ヘラはソーに倒してもらいたかったですが雷神の力を覚醒させたとはいえ前半で圧倒的な力を見せつけたヘラに対してソーが勝つようなご都合主義な感じの話になっていたらそれはそれで嫌なストーリーなのでこれはこれでよかったのかなと思います。
まあ最初から本作のヴィランのヘラの姉御をあんなに強い設定にしていなければよかったのかもしれませんが。。
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