ディズニーとNTTドコモが共同でサービス提供を始めたディズニーデラックスのサービス開始から早くも2週間がたちディズニーデラックスの様々なメリット・デメリットを感じるようになってきました。
本日はそのディズニーデラックスが配信しているブランド「マーベル」のなかの作品の1つ『アントマン』を鑑賞しましたので紹介したいと思います。
作品データ
公開日:2015年9月19日
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
上映時間:117分
主演:ポール・ラッド
監督:ベイトン・リード
おすすめ度
★★★★★★★☆☆☆(7/10)
あらすじ
仕事もクビになり、養育費が払えないため最愛の娘にも会えないスコット・ラング。そんな崖っぷちのスコットに、謎の男ハンク・ピムから意外な仕事のオファーが届く。それは、体長わずか1.5センチになることができる特殊スーツを着用し、「アントマン」になるというものだった。選択の余地がないスコットは渋々ながらもアントマンとなり、人生をやり直すための戦いに乗り出す。
映画.com
感想(ネタバレ)
まるでスパイ映画
本作を観て抱いたまず感想はスパイ映画の『ミッション・インポッシブル』シリーズと似たような作品だなっていうものでした。
主人公のスコット・ラングがピム博士の家に潜入する時や警報を切る時の身のこなしや指紋認証のドアを通り抜けるために即席で指紋認証を上手く作り上げるアイデアを思いついたり、金庫の型を見ただけでその金庫の弱点を思いつき金庫を破る。
さらにイエロー・ジャケットの破壊のためにピム・テックに潜入する時のアクションシーンやイエロー・ジャケットを奪おうとした時に上からロープで吊るされて降ろされるシーンなんかもある。
こうした身体能力の高いだけでなく機転の効く頭の良さが『ミッション・インポッシブル』でトム・ハンクスが演じる主人公のイーサン・ハントを観ているようでしたし、アクションシーンなんかも『ミッション・インポッシブル』を観ているようでした。
今までになったような演出
『ミッション・インポッシブル』シリーズに似ていると先程述べましたが差別化もしっかり図られています。
それは本作の主人公アントマンの特徴でもある小ささを上手く使った演出です。
このアントマンのミニマムな姿によって繰り広げられるアクションシーンでの演出がかなり面白いものとなっています。
アントマンは小さくなることによってパワーが下がることはなくむしろパンチで人を殺傷することが可能になるくらいのパワーを持つので普通サイズの人間と戦っても相手を負かすことができます。
しかしはたから見るとその姿はアントマンにやられている通常サイズの人間は自作自演にしか見えないというところが笑えます。
そして何より笑えるのがミニマムな世界でアントマンとヴィランのイエロー・ジャケットが激しい戦闘シーンを繰り広げていて命をかけたまさに死闘を行っているのにもかかわらずカメラのアングルがアントマンたちのミニマムな視点から普通の人が見ている視点に変わるシーンでは起こっていることは子供のおもちゃが飛び交うだけであり彼らのちっぽけさを感じてかなり面白いものとなっています。
アントマンというミニマムなヒーローの特徴をうまく利用してアントマンでしかできないような新鮮な演出になっていて好感が持てます。
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