ビリーブ 未来への大逆転

★★★★★★☆☆☆☆

メガホンを取ったのは大ヒット映画「ディープインパクト」手がけたミミ・レダー。主演を務めたのはアカデミー賞主演女優賞にもノミネートされた経験のあり様々な映画に出演する女優フェリシティ・ジョーンズ。

作品データ

公開日:3月22日

製作国:アメリカ

配給:ギャガ

上映時間:120分

主演:フェリシティ・ジョーンズ

監督:ミミ・レダー

公式サイト:https://gaga.ne.jp/believe/

おすすめ度

★★★★★★☆☆☆☆(6/10)

あらすじ

1970年代アメリカ。この時代まだアメリカには性差別が色濃く残り、女性は好きな仕事もできず家事を強制されていた。そんな時代に対して疑問に思ったのは法科大学院を主席で卒業したのにもかかわらず弁護士として雇ってもらえなかった女性ルース・ギンズバーグ。弁護士になることを諦めきれない彼女が100%負けると言われた裁判に勝つまでの奇跡の大逆転劇を描いた話。

感想(ネタバレ)

たまたま運が良かっただけ


最近差別系の映画をよく観るような気がします。『グリーンブック』や『ブラック・クランズマン』など。

本作も差別を取り扱った映画であるのは間違いないのですが違うのは本作が性差別をテーマとした作品でであるということ。

これらの作品を観て最近良く思うことがあるです。

運が良かっただけじゃん

ってことです。

たまたまその時代で差別をしてる側の人間(白人男性)として生まれてきただけなのにあたかも自分は選ばれた人間で黒人として生まれてきたり女性として生まれてきた人間は自分より劣ってるって思い込めるもんだなって思います。

実はこれに似たことが現代の日本にも存在するとおもうんですよね。

裕福な家庭な子供として生まれてきた子が小学校でお金があまりない家庭の子供を家庭や服装などのことををバカにしていじめる。

たいていこういう奴らって親がすごいだけでその子供はたいしたことないんですけどね。

こういった差別にも似たようなことが普通に現代の日本でも起こっているんですよ。

あたかも自分がすごい人のような態度を取りますが結局それって生まれて育った家庭が裕福っていう運が良かっただけなんですよね。

その時代において運良く差別する側の人間として生まれてきただけにもかかわらず自分はすごいと思い込み、同じ人間である女性や有色人種などを差別するなんてどの面下げてやってんだって感じです。

こうしたやつらに「運が良かっただけだろ」って言ってやりたいです。

理想の夫婦像


本作の主人公であるルース・ギンズバーグハーバード法科大学院に入学する時点ですでに同じくハーバード法科大学院の一つ上の学年のマーティン・ギンズバーグと結婚していて子供も一人いる状況だったんです。

男が働き、女が家事をするというのが当たり前だった時代にもかかわらず夫のマーティンは妻ルースが弁護士になるという夢を叶えれるように自分も学校に通いながら妻と分担でまだ幼い子供の世話をしたり料理をしたりと家事をするという女性に対して理解のある男性だったんです。

さらに法科大学院を主席で卒業したのにもかかわらず女性というだけで弁護士としてどこの法律事務所に雇ってもらえず結局大学の教授として働くことにしたルースに対してルースの夢であった弁護士として働いてほしいと心の中では思いつつも自分の意見を押し付けないよう教授となったことを祝うという優しい男性でもあります。

そしてルースもこれまたすごい奥さんだったんです。

ルースとマーティンがお互いまだ法科大学院に通っていた時代にマーティンが生存率が5%という精巣がんになってしまったんです。しかしマーティンが完治することを信じ、彼が闘病に専念できるように彼の代わりに色々なことをやってのけるんです。大学院では自分の授業だけでなくマーティンが受けるはずであった授業を代わりに受けて授業のノートを取り家でその授業内容を彼に伝えたり、彼の出さなければいけないレポートの代筆をしたり、もちろん子持ちの夫婦でありますから子供の世話や家事をしながらです。

ルースは性差別撤廃で先頭に立ったという偉業だけでなく家庭でも素晴らしい人だったんです。

ルースとマーティンは家事を夫婦どちらもが行い、お互いに夢を応援し会えるというまさに理想の夫婦だったんです。

女性差別でなく性差別撤廃を目指した


予告や宣伝で私も鑑賞前は勘違いしていたんですがこの映画は女性差別撤廃のために行動した女性の話ではなく性差別撤廃のために行動を起こし奇跡を起こした女性の話なんです。

女性差別を受けそれをなんとかしたいと考えていたルースですが女性だったら受けられるはずの所得控除を受けられない男性がいることを知り女性だけでなく男性も性差別を受けていることも知ります。

法の下の平等であるはずにもかかわらず性差別があることに対して裁判を起こすんです。

男性から性差別を受け苦しむルースですが同じように性差別を受けて苦しむ男性がいることを知り女性のためだけでなく男性のためにも性差別をなくすために行動を起こすという本当にすごい女性であったんです。


画像:(C)2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.

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