サムライマラソン レビュー

★★★★★☆☆☆☆☆

2019年2月22日(金)公開

原作は土橋章宏の日本初のマラソンと言われる安政遠足を題材にした小説「幕末まらそん侍」。監督はバーナード・ローズ。主演は「仮面ライダー電王」や「るろうに剣心」など数多くの作品で主役を務めている佐藤健。

作品データ

製作国:日本

配給:ギャガ

上映時間:104分

公式サイト:https://gaga.ne.jp/SAMURAIMARATHON/

おすすめ度

★★★★★☆☆☆☆☆(5/10)

アクションシーンは個人的に好きでした。でも。。

詳しくは感想をご覧ください。

あらすじ

長年鎖国を続けてきた江戸幕府だったがある日、幕府の大老、五百鬼祐虎はアメリカからやって来たペリーによって開国を迫られる。 安中藩主の板倉勝明はこれはアメリカからの侵略だと考え、藩士たちの心と体を鍛えるために十五里の遠足(マラソン)を行い優勝者にはどんな願いも叶えると宣言する。 以前から板倉を注視していた五百鬼はこの動きを謀反と見てアメリカから得た最新式の武器を持った刺客を送り込んだのであった。 この五百鬼の動きに気づいた唐沢甚内は藩の仲間たちのために走り出す。 安中藩、そして日本の行く末は。。

感想

マラソン大会

学生時代で最も嫌なイベントと言えばなんですか?

回答は様々だと思いますが最も多い回答はこうだと思います。

マラソン大会!!

学生時代に私は基本的にどんな行事でも楽しむことができましたがマラソン大会だけは本当に無理でした。

私は学校の行事として小、中とマラソン大会を経験したんですが小学生の時は毎年いかにして学校を休むか、ってことばかり考え、二年に一回ぐらいのペースでマラソン大会は休んでいました。まあ、そのかいあって休んだ次の日はクラスメイトや親しい友人たちからの罵詈雑言の嵐でした。

中学校に上がってから私はサッカー部に所属しまして、そこの監督が厳しい人間だったんですよ。そしてマラソン大会でノルマを課せられ、250人中50番以内には入れという任務を与えられ、それが達成できなかったら罰を与えられるました。そんな状況だったので学校を休むことも走ってる途中手を抜くこともできませんでした。本当に中学一年のときのマラソン大会の時期は人生で最も辛かった時期のトップ5くらいに入るつらい時期でした。 運が良いのか悪いのか二年のマラソン大会の季節に私は怪我をしておりマラソン大会で走らずにすみ、さらに三年のときには学校行事としてのマラソン大会自体がなくなったので走らずにすみました。本当に助かりましたよ。

しかし高校に上がりまたもやサッカー部に所属した私でしたがそこで待ち受けていたのが走りのオンパレードでした。疲れることが嫌いな私はいかにしてサボるかを考え、コースのショートカットや見られていないところで歩いたりとサボってばかりでした。

そしてそんな私が今回サムライマラソンを見て気がついたことがあります。 それは

今も昔も変わらねぇ

今作では権力が強く、優勝したいと考えている辻村平九郎は部下に途中から籠で運んでもらったり、ただ単に走らされていると考える人は途中で座って話したりしていました。

日本ではじめてのマラソン大会とはいってもやっぱり今みたいにサボる人はいたようですね。

人間は日々進歩しているみたいなことを言われますが進歩しているのは科学技術で人間なんて何も進歩していないことがわかりますよね。

そんなことより今作を観ていて思ったんですけど、作中に森山未來が演じた辻村平九郎が遠足の途中で籠で運んでもらうシーンがあるんですがもちろん辻村が運んでもらうということは籠を運ぶ側の人間もいるということじゃないですか。その運んでいる人たちは体力がめちゃくちゃあるなって思ったんですよ。

辻村を運んでいた人たちも遠足の参加者だったんですが先頭グループに遅れを取らないペースで辻村を運んでいたんです。そして辻村を運び終えてからまた走り出すときには息切れはしていましたが先頭グループについていけるだけの走りを見せました。

この人達、本気で走ってたら絶対に一番になれただろって思いましたね。

泥臭さ

作中に刀を使ったアクションシーンがあるんですが個人的に結構好感の持てるシーンだったなと思いました。

時代劇なんかを見ているときれいな剣さばきでどんどん相手を切っていきますよね。でもそれってリアリティを感じますか?

今作ではきれいな剣さばきなんかが見れるシーンはほとんどないんですが本物の真剣勝負というものが見れた気がします。

死にたいする恐怖があるから一定の距離を保ち、相手を殺すために泥臭いやりかたでも勝とうとする。独特緊張感も伝わってきました。

そういったところに好感を持てました。

豪華俳優陣

下のキャストを見ていただければわかると思いますがこれまでに様々な映画やテレビドラマに出演してきた俳優が揃っています。るろうに剣心でも和服を着てかなり似合っていた佐藤健をはじめ和服の似合う人たちばかりです。

思うんですが日本の映画ってカジュアルな服装以外はみんなコスプレに見えるんですが和服だけは例外で全然コスプレ感がないですよね。 なんでなんでしょうね。


(C)“SAMURAI MARATHON 1855”FILM Partners

それととりあえず小松菜奈は可愛いです。

テーマは何だったのか

今回の作品で何を一番に伝えたいことだったのかよく分かりませんでした。

現在人気スポーツのマラソン。そのマラソンの大会の原点である安政遠足で起こった出来事を伝えたかったのか?

江戸時代、各藩には幕府から密偵が送られ幕府に対する裏切り行為があれば報復されるということが伝えたかったのか?

おそらくエンディングから考えると前者のことを伝えたかったんだろうと思いますがいろいろ詰め込みすぎて全然伝わってきませんでした。

この映画はなんだったのか

鑑賞後、私の中には様々な疑問があり、現在もあります。

幕府から安中藩に送られた刺客の隼が藩主の板倉勝明のところまでたどり着いたのに殺さず、遠足から藩の人間が戻ってくるのを待っていた理由は?

雪姫は遠足が終わったあと江戸には結局行かなかったの?行かなかったとしたらなぜ?

安中藩は結局どうなったの?

いろんな疑問が残りましたね。

史実にそって作られた作品のようなので調べたら出てくると思いますが映画内でこうゆう情報を伝えてほしかったです。

他にも主人公の唐沢甚内という登場人物を深掘りすることもなく彼に感情移入することもできませんでした。

まとめ

個人的に泥臭いアクションシーンは好きだったんですが結局何がしたかった作品だったのかよくわからなかったです。 

俳優の無駄遣いとはこの事を言うんですね。

キャスト

唐沢甚内:佐藤健    雪姫:小松奈々

辻村平九郎:森山未來  上杉広之進:染谷将太  植木義邦:青木崇高

栗田又衛門:竹中直人  五百鬼祐虎:豊川悦司  板倉勝明:長谷川博己

スタッフ

監督:バーナード・ローズ

原作:土橋章宏

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