2019年2月9日(土)公開
人気テレビアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」「コードギアス 反逆のルルーシュR2」。この二作品を再構成し、新作カットを追加した「コードギアス 反逆のルルーシュⅠ興道」「コードギアス 反逆のルルーシュⅡ叛道」「コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道」が2017年~2018年に劇場上映。2月9日より劇場三部作の続編映画として「コードギアス 復活のルルーシュ」が公開開始。
早速観てきたのでレビューしていきたいと思います。
結論から言いますと「コードギアスはC.C.が結局メインヒロイン」って思えた映画でしたね。では詳しく見ていきましょう。
あらすじ
人々はかつてルルーシュが築き上げた世界で平和に暮らしていた。しかしそんなある日、難民キャンプを慰問するナナリーとゼロとして同行するスザクは謎のナイトメアフレームに襲われ、スザクもナイとメアフレームに乗り対抗しようとするが相手の罠にはまり、敗れてしまう。そして二人は連れ去られてしまった。シュナイゼルの密命でカレン、ロイド、咲世子は戦士の国ジルクスタン王国に潜入したがそこで謎のギアスユーザーに襲われる。更にそこにはC.C.の姿も。C.C.の思惑は一体。。
感想
※以下ネタバレが含まれてしまいます
今までのコードギアスシリーズでは観られなかったキャラクターの一面が見ることができました。ルルーシュはゼロ・レクイエムで一回死んだことによって以前の記憶がなく今まで絶対に見せなかったような行動や表情を見せたのは完璧を装う本来のルルーシュから考えると少しショックでした。しかし、そんな彼を介抱するC.C.の誰も見たことのなかったし、予想もしていなかったであろう母性を見せてくれました。このおかげでルルーシュでショックを受けましたがプラマイ、プラって感じになりましたね。カレン派な私でもC.C.にドキドキしてしまいましたよ(笑)そんなことはことはさておき内容について詳しく見ていきましょう。
戦闘シーンがとにかくかっこよかったですね。スザクとカレンがそれぞれ新たな装備を搭載したランスロットと紅蓮に乗ってチート武器で無双するシーンは「ガンダムSEED DESTINY」でのキラ・ヤマトとストライクフリーダムを見ているかのようでしたよ。そのシーンで「敵のジルクスタンは戦士の国とか言われてるくせにこいつら糞雑魚じゃねーか」とか見ながら思ったんですが、後々戦士の国と言われるまで戦いに勝ち続けている国の真の力を見せたジルクスタンとの戦闘シーンは大興奮したよ。
他には復活したルルーシュの活躍! 最後の最後でジルクスタンの女王のギアスを見破るためにしかける心理戦はこれこそルルーシュ!って感じを炸裂させていました。
あとはやっぱりラストですかね。「何百年も一人でしていたC.C.の放浪の旅がようやく終わった」と言う感じなラストで本当に登場した誰もが幸せな世界が訪れたんだなと思えて感動しました。
こんなふうに良かった点もありましたが気に入らない点も結構ありましたね。
まず一つ目がCの世界に綴じ込まれているというルルーシュの記憶が急にルルーシュのもとに戻ってきて抜け殻のようになっていたルルーシュが本来のルルーシュに復活した展開。なんで急に記憶戻ったんだろうって思って話が進むに連れて明かされるんだろうなって思っていたらかっこいい戦闘シーンなんかでうやむやにされて結局最後まで真実は明かされず。流石にこれに関しては「は?」って思いました。もしかしたら劇中で明かされていて私が見逃していただけかもしれませんので鑑賞した方でわかる方がいましたらどうゆうことかを教えてください。
あとはシャーリーですね。アニメ版ではシャーリーは不幸にも亡くなってしまいます。しかし劇場三部作では彼女の死がなくなり今作でもまだ生き残っています。今作に彼女が大きく関わるために彼女の死がなくなったかと思えば今作での登場はほんの一瞬。役割といえばゼロ・レクイエム後の死んでいなかったルルーシュの身柄の保護をしていたことだけ。こんな役割をシャーリーを生き返らせる必要があったのでしょうか?
これは完全に私的な感情なんですがオレンジ君ことジェレミア・ゴットバルトをもっと出してほしかった!ルルーシュに忠誠を誓うシーンで一気にジェレミアのことが好きになった私ですがもっと彼の活躍シーンが有っても良かったんじゃないかって思いましたけどこれに関しては今までの登場人物のみんな出そうとしたら120分くらいのアニメ映画には無理に近いことなのでこの不満は心の片隅にしまっておきます(笑)
おすすめ度
★★★★★★★☆☆☆(7/10)
コードギアスシリーズを劇場三部作まで楽しんで観ることができた方は観るべきだと思います。
しかしコードギアスはアニメ版のR2で完結したと思っている方は観るべきではないと思います。ご都合主義バンザイって感じのストーリー展開となっていますのでおそらく最後まで観ていられないでしょう。
あと親子で見に行くのはやめましょう。特にお母さんと子供。劇中で女王さまの乳輪が出てくるシーンがありますので気まずいことになるかもしれないです。
キャスト
ルルーシュ:福山潤
C.C.:ゆかな
スザク:櫻井孝宏
ナナリー:名塚佳織 カレン:小清水亜美
ロイド:白鳥哲 咲世子:新井里美
シャムナ:戸田恵子
シャリオ:村瀬歩
フォーグナー:大塚明夫 シェスタール:島崎信長
スタッフ
監督:谷口悟朗
脚本:大河内一楼
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