映画ファースト・マン レビュー

★★★★★★★☆☆☆

2019年2月8日(金)公開

「ラ・ラ・ランド」で世界中の映画賞を多く獲得し、世界中の人々を魅了したデイミアン・チャゼルとライアン・ゴズリングの最強タッグ再び。 第91回アカデミー賞の4部門でノミネートしているファースト・マンがいよいよ日本上陸。早速観てきたのでレビューしていきたいと思います。

結論から言いますと「向き不向きのはっきりする映画」だと思います。では詳しく見ていきましょう。

あらすじ

1969年まだ携帯電話もなかった時代に人類史上初めてニール・アームストロングは仲間とともにアポロ11号で月面着陸に成功する。しかし彼が月面に足を踏み入れるまでには様々な苦労や悲惨な出来事があった。愛する娘の死、宇宙での活動のための厳しい訓練、仲間たちの死。多くの資金、多くの人々の死などの犠牲のもと月面着陸に成功していた。

感想

デイミアン・チャゼルの過去の作品「ラ・ラ・ランド」「セッション」のようなミュージカルとか音楽ガンガンみたいな映画を期待していた人はおそらく想像と違った映画で退屈に思ったことでしょう。今回の「ファースト・マン」は全く違うジャンルの映画。ニール・アームストロングという一人の男の伝記映画ですね。 私が思うこの作品の良かった点と悪かった点をあげていきたいと思います。

良かった点でいうと演出面です。当時のロケットの性能が低かったためロケット飛行中のロケット内がものすごく揺れるんですね。観ているこちらですら酔いそうになりましたよ。このシーンで今現在の技術でももちろんそうなんであろうけど、1960年代当時の技術で宇宙に行くことの大変さ、凄さっていうものがよく伝わってきました。 あとアポロ11号から月面着陸用のポットで月の表面まで行くシーンですね。この場面の臨場感のある演出はは結果がどうなるかわかっていても手に汗握るシーンでした。さらに月面着陸成功後のニール・アームストロングが月面に足を踏み入れるまでのシーンは重力が地球より弱く、空気がないため無音空間である月を表現した演出は圧巻でした。

悪かった点でいうと登場人物が多すぎてよくわからない場面が多々あったということですね。ニールのNASAの仲間たちが多数出てくるんですがそれが多すぎて誰が事故で死んだとかこの女性の夫は誰だとか理解するのが困難でした。おそらく2回、3回みたらようやくこうした人物関係が理解だからと思うんですがやはり映画を上映するならばこうしたものも1回で理解できるような作品にしてほしいものですね。

以下は私の勝手な予想ですので何か別の意見がある方は是非聞かせてください

冷戦時代のロケット開発競争でアメリカはソ連に大きく遅れを取ることに。そのことに焦ったアメリカ政府はロケット開発に多額の税金をつぎ込むことになる。それだけでなくロケット開発に伴い多くの人々の命をを犠牲にしてきてしまった。それにもかかわらずロケット開発をやめなかった当時のアメリカ政府に対する批判的な意味も込められた映画だと思うんです。その批判的な意味も込めて月面着陸で月に星条旗を刺すシーンも描かれなかったのでは?と思ってしまいました。(この星条旗に関してはチャゼル監督本人が否定していますがそれでもなおこういう感想を持ってしまいます) しかしこうした批判的な感情を持ちながらも当時の月面着陸はアメリカにとって大きな希望をもたらしてくれた、人類にとって大きな一歩となったことを監督自身示したかったのではないでしょうか。

鑑賞した方はどう思われましたか? なにか意見がありましたらお聞かせください。

おすすめ度

★★★★★★★☆☆☆(7/10)

演出は本当に素晴らしい映画です。

大人向けの映画です。

「ラ・ラ・ランド」「セッション」などのデイミアン・チャゼルの作品を期待している方には退屈に思わせる映画だと思います。全く違う作品と考えた方が良いです。

キャスト

ニール・アームストロング:ライアン・ゴズリング

ジャネット・アームストロング:クレア・フォイ

スタッフ

監督、制作:デイミアン・チャゼル

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